「千のアカシ」と改名し、2016年8月10日、ベルウッド・レコードよりアルバム『うつろひ』をリリース。それまでの経緯は以下の通り。2008年に解散したLe 3は、新しいヴォーカリスト捜しと、ユニット名を考える必要がありました。僕はイタリアの国民的歌手、Mina（ミーナ）の大ファンである事も有り、彼女が1970年代前半に出演、パーソナリティを務めていたテレビ番組”milleluci”から拝借しました。ミッレルーチは直訳すると”千の光”と言うことになりますが、僕は”千の輝き”と捉えています。まず、2008年11月発売のコンピレーションアルバム"Tokyo Bossa Nova - por do sol"に参加する事になり、ヴォーカリスト不在のため、日本のスキャット女王、伊集加代さんにスキャットで参加して頂きました。そして、2008年の冬、ドラマCD"MILDE-SORTE"で共演した、声優としても活動をしているヴォーカリスト、氷青（ひょうせい）の歌声がマッチしたことも有り、2009年に入り彼女はmilleluciに参加する事になりました。僕たちの音楽コンセプトは、Le 3から引き継いでいる基本的な部分に加え、その頃よりも歌詞やサウンドはディープになっていると思います。この音楽性の変化は、氷青のヴォーカル表現力にインスパイアされていると感じます。今後の「千のアカシ」にて更に発展して行きます。